2016年12月25日に発売された『財界にいがた』誌2017年新年特大号において、山鳥毛問題についてページが割かれ、山鳥毛フォーラムのことも取り上げていただきました。
見出しは
上越市が目指す「2万本に1本の名刀」購入は是か非か
と題されており、全体の構成は
・山鳥毛騒動
・寂しい募金額
・山鳥毛問題で問われる「議会と税金の在り方」
の3つの節で、山鳥毛問題の経緯、教育委員会文化行政課による募金の状況や維持について、そして税金で購入することの是非として今井が取材に応えた内容と[山鳥毛フォーラム]についてなどが記事になっています。
詳しくはぜひお手元に取ってお読みください。
今井の声については「攻撃的な発言だが、フォーラムの内容は建設的なものになるようだ。」と書いていただいていて、まさにその通りです。
僕個人の意見としては今回の山鳥毛の税金での購入について条件付きで反対ですが、とはいえほかの意見を封じ込めるつもりは一切ありません。それはさすがに傲慢なのではないかと思うわけです。話は飛躍しますが、世界で宗教が理由で戦争がなくならない理由、沖縄の基地移設問題が解決しない理由、これらは突き詰めて言えば、相手の考えを一切認めないことから起こるのだと僕は思っています。
妥協しろと言うのではありません。
自分が認められたいならば、相手をまず認めないといけないと僕は思うのです。
だからこそ前に進むためにも、まず違う意見の人たちが一同に会したい。
従来の議論は違う意見の人同士が相手を認め合うものだったとはあまり思えません。
声が大きい人の意見が通ったり、単なる多数決で決めてしまったり。
僕個人は民主主義=多数決だとは思っていません。そこに「納得」がうまれるとはあまり思えないのです。
山鳥毛についてもそうです。
行政は当然推進の立場です。だからと文句を言うだけで何かが変わるわけでもありません。ならば、市民の手で異なる意見を交わす機会を設けることが必要なのだと思うのです。
ぜひお手に取ってご覧いただければと思います。
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