[山鳥毛フォーラム] を平成29年初頭に開催、そのための実行委員を募集します。
上越市は平成29年度に国宝「太刀無銘一文字(号山鳥毛)」の取得を目指しています。専門家による評価額は3億2000万円。
購入には市民からの募金・寄附や企業版ふるさと納税を活用するとのことですが、集まった資金では足りない場合は平成29年度の予算措置とあわせて、つまり税金を使って購入する、ということのようです。
上越市の博物館に地元ゆかりの国宝が所蔵される、このこと自体は素晴らしいことなのかもしれません。
ただ、上越市の財政は人口減少時代を見据えて縮小され、これまでには合併13区(平成17年=2005年に広域合併した13町村)地域では多くの施設が廃止されたり整理統合されたりしています。
そういった状況の中、税金で刀を買うことが本当に必要なのでしょうか。
ただし、純粋に購入に賛成する市民からの募金や寄附だけで賄えるならば、つまり欲しい人がお金を出し合って買うならば、それはありだとは思います。それすら否定してしまっては行政がやることはなんでも反対という盲目的反対になってしまい、健全ではありません。
だからこそ「購入ありき」ではなく、もっともっと議論をした上で「もし寄附金が集まらなければ購入しない」という判断も必要だと思うのです。
市が「購入を目指している」と言うのはどういうことでしょうか。
これまでの経緯から山鳥毛の購入は既に決まったことだと思っている人も多いと思いますが、実際はそうではありません。つまり、来たる平成29年3月の市議会において来年度予算案が否決されれば、税金投入はなくなる「はず」なのです。
現在市民の意見はインターネットのアンケートやコメントを見る限り、完全に二分されているように見えます。
賛成する人たちによる勉強会、市主催による各区を回る講座などが予定されていますが、購入への理解を求めるものであって、反対する市民の意見を汲むものではありません。
この後健全な議論がなされなければ、民意が真っ二つに分かれたまま3月の議会に委ねられることになります。20万人の声なき声は、たった32人、厳密には議長を除く31人の起立が本当に代弁してくれるのでしょうか。市民の声とは何なのでしょうか。
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僕は9月議会の傍聴直後、偶然にも村山秀幸市長にお会いし、その場で自分が反対の意見を持つこと、しかしもっと賛成と反対の意見を交えなければならないことを訴えました。市長はその後の議会や記者会見の場で「賛成と反対双方の意見の人を集めるから来てほしいと言われた」と僕と話したことを紹介してくれました。
それを受けて今回、単なる賛成派と反対派がぶつかるだけの討論会ではなく、市議会に任せっぱなしにするのでもなく、多くの市民が知り、考え、冷静かつ健康的に意見を交わす場をつくることにしました。
それが[ 山鳥毛フォーラム ]です。
時期は平成29年初頭、1月~2月の間に開催する予定で調整していきます。ついては、フォーラムを運営するための委員を募集します。賛成・反対の意見にかかわらずぜひ応募してください。
単なる二分された意見のぶつかり合いではなく、上越市の未来を自分たちのこととして考える機会。そんなフォーラムを一緒につくってくれる人を求めています。上越市の未来は僕たちの行動の先にしかありません!
※参加希望の方は、Facebookメッセージでお願いいたします。非公開の実行委員会グループに加えさせていただきます。
市議選以来、その総括もせずにこのブログを放置してしまいました。
この春の市議選アンケートとその結果は、自分にとってある決意をさせるものとなりました。
さて、あれから半年。
上越市に8月に降って沸いた「山鳥毛」問題。
そのために久しぶりにこの革命ブログを書いていきます。おつきあいください。
コメント
上越市が日本のどこにあるかは知らない人でも春日山の「上杉謙信公」の存在は、かなり多くの人が全国的に(特に歴史好きの人なら)ご存知だと思います。
その方たちにとって、謙信公の刀そのものに強い興味を持つ人は、特殊な人に限られるのでは?、、と思います。よって3億2,000万円もの寄付を募るより、春日山城の整備(例えば、駐車場や、山頂への道路など)や新幹線「上越妙高駅」周囲の無料駐車場の造成などの一部に市税を投入すべきだと考えます。上越妙高駅周辺が当地観光の起点地として寂しすぎます。